ED(勃起不全)とは、「勃起機能の低下」を意味する英語Erectile Dysfunctionの略です。専門的には「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発すること」とされています。つまり、勃起が起こらないケースはもちろんのこと、硬さが不十分、勃起状態が維持できないなど、満足な性交が行えるだけの勃起が得られない状態は、いずれもED(勃起不全)となります。

1998年に行われた調査によると、中等度ED「たまに勃起、性交中勃起は維持できる」と、重度ED「勃起せずに性交不可能」の日本人男性(成人)は、約1130万人でした。年代別に見ると、なんと日本人男性の40歳代の5人に1人、50歳代の2.5人に1人、60歳代の1.7人に1人が中等症以上のED(勃起不全)ということになります。ED(勃起不全)は身近な疾患と言えるのではないでしょうか?


脳から出た指令が、脊髄(せきずい)を伝わり、勃起の神経を経て、その刺激が蔭茎に伝わっていく。これが勃起のメカニズムです。科学技術の進歩により、脊髄から蔭茎の中までの道筋や各器官の科学変化については、それこそ分子レベルで解明されています。

EDは治療できる病気です。お気軽にご相談ください。

最近6ヶ月で、該当するところのポイントを合計します。

気になっているならチェックを!

合計21点未満の人は、EDの疑いがあります。

Q.糖尿病の人はEDだとよく言われますが

A.糖尿病の患者さんがEDになりやすいのは事実ですが、すべての方ではありません。血管検査技術が飛躍的に進歩した今日、最新機器で糖尿病の患者さんを調べてみると30%程度しかないんです。

Q.EDに効く薬はあるのですか?

A.以前は専門的な検査をいろいろ行ってから治療する方向にありましたが、EDの約8割に効いて、しかも副作用がほとんどない飲み薬が使用されるようになって、治療だけでなく診察も大きく変わることになりました。

Q.EDかどうかの診察は具体的にどんな内容になりますか?

A.まず問診票に記入していただきます。これでEDの状態がだいたい把握できます。EDが始まった時期、服用している薬剤、心臓病の既往歴などを伺い、必要であれば心電図などの検査をします。

Q.EDは治るのですか?

A.EDは治療できる病気です。そのことを、もっと知っていただき気軽に医師に相談していただきたいですね。ただし、一部の薬を含めてED関連の治療には保険を使えません。


EDは治療できる病気、お気軽にご相談ください。